【ベートーヴェン後期三大ソナタ/クリスチャン・ツィメルマン】
2014/1/23(木) 19:00開演 フィリアホール(横浜青葉台)
ツィメルマン今期最後のコンサートです。
7回分のチケットを買って、うち2回は行けず、今回は遅刻です(T_T)
電車が遅れ上に、乗換のタイミングが悪くて
目の前で2回も電車のドアが閉まってしまいました^^
山手線外に出かける時には30分以上余裕を持って行かないとですね。
それと、フィリアホールは東急スクエアのsouth1本館5階にあるのですが、
青葉台駅の改札からビルに直結しているとはいえ、
本館に別館、south,north1~3とややこしく、
どこがsouth1の本館だよ~と迷いました(-“-)
[スポンサーリンク]
フィリアホール入口
サントリーの公演中もフィリアのチケットを販売していましたが、
それでも当日券が出ていたようです。
以前、ピアノの調整で20分遅れのスタートだった時があったので、
(→2012年の川口リリア)
今回も少し遅れてくれないかなぁ何て淡い期待をしていましたが、
時間通りに始まったようです(>_<)
1曲目は18分ですので、終わったら入ってくださいと言われ、
ドアの前に座って待機。
フィリアホールはモニターもなく、音漏れもなく、つまらないです。
ヒマそうなCD売り場^^
19:25頃、1曲目が終わりホールに入ると、箱が小さい!
フィリアホールは横一列が24席のみ、2階のサイドは1列のみ、
サントリーは33席、2階のL・Rは6列あるので、
比べるとこじんまりとしたホールです。
フィリアホール座席表
http://www.philiahall.com/html/img/seat.pdf
サントリー大ホール座席表
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/seat/pdf/hall.pdf
2曲目は少し集中してから始まりました。
1階右側の4列目の席でしたが、ホールが小さいので距離も近く感じます。
こういうホールでショパンを聴きたかった~!
しばらく最前列の回が続いたので、手の動きや表情に気を取られていましたが、
今回は目を閉じて音だけを純粋に楽しみました。
フーガのところでヨーロッパの教会に連れて来られたような、
天上界に行ったような気分になると誰かが書いていたのを思い出しました。
その通り(*^_^*)
普段聴いている、ポリーニやバックハウスのCDよりも、
ここの部分はツィメさんの生演奏の方がいいですね(^^♪
絶品です(^o^)
19:50~20:10の休憩をはさんで32番。
登場するなり間髪入れずに演奏を開始。
今までズシンと心に突き刺さるような始まり方でしたが、
箱が小さいから響くのかと思いきや、音が小さく聞こえました。
ホールに合わせて音量を抑えているのかなと思いましたが、
生音は頭の上を通り過ぎて行き、残響はサントリーに比べるとあまりないからなのか。
聴こえてくる音は所沢の時と似ていたように思います。
強音の迫力や、弱音の時のかたずをのんで聴くような感覚は、
最前列だったからというのもありそうです。
音だけではなく、自然と演奏者の情感に自分も揺さぶられているというか。
最前列は緊張するのですが、こういう感動も最前列ならでわなので、
何度通うことになっても取れるならば最前列になってしまうんですね^^
最後の演奏が終わり、鍵盤からゆっくりと手を下して姿勢をただし、
「終わったよ」というタイミングから2秒くらい遅れて拍手が鳴りはじめました。
今回はフライング拍手が一度もなく、余韻を壊すこともなく良かったです。
特にフィリアは小さいホールということもあってか、
楽章間に咳をする人もほとんどおらず、静まり返っていました。
演奏後は、ブラボー&スタンディングオベーションもあり、
サントリー同様、拍手はしばらく鳴りやまず、お客さんも満足そうでした。
今回の演奏感想は、全体的にこじんまりとまとまっていたように思います。
5回出かけた演奏会のうち、
個人的には横浜の音の悪さを挽回した所沢と、
すみだトリフォニーの30番、31番、
熱のこもったサントリーホールの演奏が良かったです。
ツィメさんの演奏は、後からじわじわこみ上げてきて、
もう一度聴いて耳に焼き付けたいと思った時にはまた来年^^なので、
これからツィメさんロス症候群が来るのかなぁなんて。
秋には、
【ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団】
ブラームス ピアノ協奏曲第1番が決定しているようなので、
お金が続く限り通うことになるのかな。
ここ数年やってないですが、東京芸術劇場に来てほしいです。
目の前なので出待ちしますよ(^o^)
おまけ
休憩中は、無印良品の「MUJI CAFE」が出店していました。
ドリンクメニュー
オレンジジュースとハム&チーズのパン
コンサート後はここ最近定番になっている温泉に寄って帰りました(^o^)
宮前平の駅から徒歩4分の「宮前平源泉 湯けむりの庄」。
帰宅したのは山手線の終電でした^^
————————いつもの掲示板より————————
899 :名無しの笛の踊り:2014/01/23(木) 22:55:11.24 ID:jVF1qRH7
小ホールとはいえ騒音も少なくなく優等生な聴衆にツィメさんも満足そうでした。
900 :名無しの笛の踊り:2014/01/23(木) 23:51:03.07 ID:nTA9tbK+
フィリアより帰宅。ツィメルマンのリサイタルは初体験だったので的外れかもしれないが感想を。
32番2楽章第3変奏は圧巻。ジャズっぽいなんて微塵も感じない緊迫したテンポ、リズム、勢い。
また、31番2楽章の間の取り方も絶妙で、残響がフィリアの響きにとても合っていたように感じる。
全曲を通して雰囲気を作るというよりは、音を構築していくというイメージが強く職人芸を感じられた。
全体的には大変満足。観客も概ねマナーが良く、気持ち良く鑑賞に浸ることができた。
——————-twitterより————————
◆今日のツィメルマンのリサイタルには、ベートーヴェンソナタの楽譜と、ショパンバルカローレ楽譜と、CDと、サインペンとカメラ持って、バッグパンパンだった(((^_^;)どれも使えなかったけど、そのグッズ全部といっしょに聴けたのが幸せだったわ~(’-’*)♪どうかしてるかな( 〃▽〃)
◆ベートーヴェンのピアノソナタは楽譜がなくてもそらで口ずさめるくらいに大好きなのですが、今日のツィメルマンの演奏はちょっと次元が違ったように思います。音が柔らかく、でも芯のある力強い演奏。テクニックに裏打ちされたその音色は聴いていて涙が出るほどでした。
◆今日のツィメルマンの演奏を聴いて「今年一年がんばれそう」と思えました。
◆いまさらですけど、演奏を聴くなら生演奏が良いです。ツィメルマンもIMERUATもCD持ってますけど、生で聴くとやっぱり「なにか」が違います。
◆結局、今回のツィメルマンは5回行ってしまった…。最初はやる気が全然無くて、せいぜい2回くらいか?と思っていたんですが、なんでこうなってしまったのかしら(とじっと自分の手を見る)。まぁでも腰痛&延期騒ぎからこっち、色々と気を揉んだりしましたが、良い形で終わって良かったなーと。
【関連記事】
◆【音楽鑑賞】ベートーヴェン/ツィメルマン(サントリーホール)
◆【音楽鑑賞】ベートーヴェン/ツィメルマン(武蔵野市民文化会館)
◆【音楽鑑賞】ベートーヴェン/ツィメルマン(すみだトリフォニー)
◆【音楽鑑賞】ベートーヴェン/ツィメルマン(所沢ミューズ・アークホール)
◆【音楽鑑賞】ベートーヴェン/ツィメルマン(横浜みなとみらいホール)
[スポンサーリンク]
☆ヨーロッパの音楽祭ツアー♪国内コンサート鑑賞・クラシックチケット情報・クラシック&グルメ「ヨーロッパ音楽の旅.com」☆