海外では現金の両替よりもクレジットカードでのキャッシングがおすすめ

ドル紙幣

ドル紙幣/アマナイメージ

 

海外旅行に出かける際に最も気になることの一つが「現地通貨への両替」です。

現地で買い物をする場合には、

  • 現地通貨での支払
  • クレジットカード
  • その他(トラベラーズチェック等)

が考えられます。

トラベラーズチェックは最近はあまり使う人も少ないのではないかと思いますので、ここでは除外します。

現地通貨で支払うには、日本国内又は到着した空港、銀行、街の両替所での両替があります。

でも、一番便利なのはクレジットカードでのキャッシングです。

両替とキャッシングのメリット、デメリット、注意点について、私の失敗談とともにご説明します。

最終更新:2017/2/9


[スポンサーリンク]









【現金両替のデメリット】

現地通貨への両替についてはいきなりデメリットから入りますが、メリットがあまり思いつかないのです・・・。

旅行の全日程に必要な現金を持ち歩くのは盗難のリスクが高すぎるし、逆にこまめに両替するのでは手数料が高くつきます。

両替する場所としては、出発前に家の近くの銀行で行う、成田空港の銀行で行う、現地に到着してから空港、銀行、街の両替所で行う場合があり、両替場所にはそれほど困りません。

手数料についてはかなり違いがあります。一般的には、両替所が一番手数料が高く(換金額の8%~10数%前後)、銀行の方が手数料が安いです(5%~10%程度)。

でも、クレジットカードでのキャッシングと比べると銀行でも手数料は割高になります。しかも、銀行は営業時間が短く、土日祝日はやっていないので意外と不便です。

街の両替所はというと、海外に不慣れ、英語もままならないと分かると、「カモ」とみなされてボったくられることもしばしばです。

かくいう私も、フランスのまちなかとイタリアの駅の旅替え所で2回ほどボったくられ、3回目は未遂に終わりました^^

到着した初日は時差ボケや現地慣れしていないこともあり、注意力が散漫になっています。後から計算すると数千円足りないということがありました。

電卓を出してその場で明細書と照らし合わせるくらい用意周到でないと、日本人というだけでも「カモ」だと思われるのかもしれません。

3回目は隣で様子を見ていた現地の人が教えてくれて未遂に終わりました^^

というわけで、両替はほとんどメリットがなく、利便性や手数料の安さからクレジットカードでのキャッシングがおすすめです。

【クレジットカードでのキャッシングのやり方】

VISA、マスター、JCB、アメリカンエキスプレス、ダイナースクラブ等、ほとんどのクレジットカードには「キャッシング」(借入)機能がついています。

国内であれば、銀行やコンビニのATM等でカードを挿入し、借入額を入力すればその場で現金を借り入れることができます。

返済は翌月のカード引落日に一括払いになりますが、引落日より前にATMから返済することもできます。

これとほぼ同じやり方で、海外でもクレジットカードを利用して現地通貨を借り入れることができます。

現地空港の到着ロビーには目立つところにATMが並んでいるので、空港に着いたら目的地に向かう前にキャッシングします。

一度にキャッシングすると現金盗難のリスクがありますので、2~3日分必要な金額だけキャッシングします。私は1回に3万円くらいずつキャッシングしていました。

ATMの案内表示には日本語はないですが、英語の案内を選択できます。画面の図を見ながら、「引き出す」= [withdraw] という英単語が分かれば間違えることもないと思います。

日本でもキャッシングをしたことがない方はイメージを持ちにくいかもしれませんが、こちらの楽天カードのサイトでは海外キャッシングのやり方をゲーム感覚でお試しできます。

⇒海外ATMでキャッシングをするデモをやってみる

【クレジットカードでのキャッシングのメリット】

クレジットカードでのキャッシングは、1回あたり100円~200円前後の手数料しかかかりません。これが両替との最も大きな違いです。

また、帰国後すぐにカード会社に返済すれば、数日から数週間程度の利子だけで済みます。

また、よほどの僻地でもない限り、銀行のATMは駅や街の周辺にあり、24時間営業のATMも多いので、キャッシングの場所には困りません。

というわけで、クレジットカードでのキャッシングはメリットがとても大きく、逆にデメリットがあまり思いつきません。

ただし、注意すべき点はあります。

【クレジットカードで海外キャッシングを利用する際の注意点】

◆海外キャッシングが可能か

大手会社の発行しているカードならほぼ間違いなく対応していると思いますが、万が一のことがあるので事前に問い合わせておく必要があります。私の利用している住友VISAカード、楽天カード(マスターカード)には海外キャッシングに対応しています。

◆クレジットカードの暗証番号

キャッシングには暗証番号が必要です。あまりクレジットカードを利用しない方は暗証番号を覚えていない可能性もあるので、渡航前にメモをしておきましょう。

◆キャッシングの上限額

クレジットカードは買い物枠とは別枠で、キャッシング額には上限があり、利用者の信用によりその金額は異なります。普段カードで高い買い物をしている人ほど信用が高く、上限額も高く設定されています。上限額を覚えていないと借入しすぎて必要な時に現金が引き出せなくなることもあるので、上限額を今一度確認しておきましょう。

【クレジットカードでの海外キャッシングにまつわるトラブル~私の体験談】

クレジットカードでのキャッシングについては、以前こんなトラブルがありました。

フランスに出かけた際、盗難防止のため普段使っている自分のカード2枚と、予備用に両親が使っている限度額の大きい家族カード(もちろん、自分名義です)を分けて持ち歩いていました。3枚もカードを持って行ったのに、普段使っている2枚のカードはパリのホテルに預けたトランクの中でした。限度額が大きいカードが1枚あればいいかとその時は考えていたので。

日帰りで帰ってくる予定の外出先で思いがけず現金が足りなくなり、いざ家族カードでキャッシングをしようとしたら、使ったことがないので暗証番号を設定していないことに気づきました。(家族カードは、子供のカードでのキャッシングができない会社もありますので、その点も要確認です。)

ということで、手持ちのお金が1,000円を切り、夏なのに飲み物も買えず、お腹は空くけれども食べることもできず・・・。郊外にあるイベント会場の露店では飲食にもカードが使えなかったという二重の悲劇が起こりました^^

電車のチケットは事前に買ってあったのでパリに帰ることはできましたが、パリのターミナル駅に着いたものの、ホテルまでのタクシー代やバス代もなく、地図を片手に3時間かけて歩いて行く羽目になりました・・・。

キャッシングは便利ですが、使い方は事前によく把握しておかないと依存しやすいだけに大変ことになります。

ということで、まとめるとこうなります。

【海外キャッシングのまとめ】

  • 外貨両替よりもクレジットカードでのキャッシングが断然おすすめ
  • クレジットカードが海外キャッシング対応のものか調べておく
  • クレジットカードの暗証番号をもう一度確認する
  • キャッシングの上限額を把握しておく
  • カードを持っていても最小限の現金は用意しておく

 

【どのクレジットカードが良いか迷っている方へ】

ヨーロッパではマスターカードかVISAカードが主流で、小さなお店でもカードを使えるならば必ずどちらかの加盟店になっています。なので、マスターかVISAのブランドが使えるカード会社がおすすめです。

私も使用している「楽天カード」は、VISA、マスター、JCBから選べます。VISAは他に2枚持っているので、マスターカードにしました。JCBはヨーロッパではあまり見かけなかったので、マスターかVISAがおすすめです。

楽天カードのメリットは、ポイント付与率が高いことです。楽天市場で買い物、楽天トラベルで旅行予約をするとポイントが1%つき、さらにカードのカード明細利用画面から毎月のキャンペーンに応募すれば、街の中での買い物でも2%つきます。通常のカードでは0.5%程度なので、20万円使って1万円の商品券がもらえる程度。楽天ならば4万円分のポイントがもらえ、最大4倍もお得です。

何だかんだでたまったポイントでまた買い物や旅行ができてしまいます^^

と、いろいろお得なこと尽くしで、さらに年会費は永久無料です。

さらにさらに、楽天市場で毎月一定額以上の買い物をし続けると、ランクが上がり、「プラチナ会員」、「ダイヤモンド会員」になるとETCカードの年会費も無料になります。

楽天24や爽快ドラッグ等、クーポンを連発しているショップで日用品の買い物をこまめにしていると短期間でランクアップできます。

あまりに便利すぎて、高い年会費を払っている他のカードはほとんど使っていない状況です^^

使わなくても年会費がかからないのが楽天カードの一番のメリットなので、持っておいて損なはいですよ。

⇒年会費永年無料の楽天カードを申し込む

 


[スポンサーリンク]





☆ヨーロッパの音楽祭ツアー♪国内コンサート鑑賞・クラシックチケット情報・クラシック&グルメ「ヨーロッパ音楽の旅.com」☆

(このページを見た人は 297人です, 本日は1 人です)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください