ものぐさだけど、安く上げたい方のための
「ザルツブルク音楽祭フリーツアーのご案内」
のご案内です。
パッケージツアーは目的に合っていれば1度の予約で済むので便利だけれど、ちょっと高いイメージがあります。団体行動も苦手だし、日程の自由度と予算を優先すれば個人手配がおすすめです。
私自身は、ザルツブルクの他に寄り道した場所がたくさんあったため、航空券、ホテル、鑑賞チケット、電車とすべて別々に手配しました。
でも、全て自分で別々に手配するとなると面倒そうだなぁという方には、航空券+ホテルだけのダイナミックパッケージツアがおすすめです。
このページでは、どのような日程を組むことができるのか、価格はどのくらいなのか、込々パッケージツアーとの比較、各社ダイナミックパッケージの利用制限と価格の比較、スケジューリングについて説明して行きます。
この記事を読むのに所要時間10分~15分かかります。
【目次】
・従来のプランのツアー ザルツブルク音楽祭に適したツアーはあるのか?
・航空券+ホテル予約のダイナミックパッケージ 同一日程で各社比較
最終更新日:2017/2/15
記事作成日:2013/5/10
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【完全パッケージツアーと個人手配旅行との比較】
何度か海外旅行の経験がある方ならば、日程に縛られたり団体行動のあるパッケージツアーよりも、航空券とホテルだけ自分で確保する個人手配旅行がまず選択肢に挙がると思います。
完全に個人手配となるとちょっと面倒な感じがしますが、安ければやってみたいところですよね。
気になるのは、パッケージツアーと完全個人手配との値段の違いです。
参考までに、ザルツブルク音楽祭のチケット付パッケージプランをご覧ください。
◆2017年度 ザルツブルク音楽祭 込々パッケージツアー
⇒2017年のJTB「初めてのザルツブルク音楽祭6日間」ツアー
⇒2017年のJTB「2回目のザルツブルク音楽祭6日間」ツアー
⇒2017年のJTB「3回目のザルツブルク音楽祭8日間」ツアー
これらのパッケージツアーは往復航空券+ホテル、食事、近隣観光、コンサートチケット2回~3回分ついているので、飛行機にさえ乗れば後は勝手に連れて行ってもらえます。
でも、一番安いツアーでも4泊6日間で598,000円かかります(^o^)
一人旅であれば、さらに部屋の追加料金が1泊当たり1~2万円かかると思います。
「3回目のザルツブルク」ツアーには、既に売り切れとなった「アイーダ」(ムーティ指揮)のチケットも含まれており、お金さえあれば確実に鑑賞できるという優れものなのですが、最低でも768,000円かかります。
便利ですが値段が高いの玉に傷です。
10年に一度、いえ、一生に一度の旅行だと思えばそれほど高いわけでもないですが・・・。
パッケージツアーのメリット・デメリット
メリット:要望に近いツアーならばすべてお任せで予約も簡単 デメリット:値段が高い、出発日が限定されている、行動の自由があまりない |
では、すべて自分で手配するとどれくらい安く収まるのか?
仮に、上記のパッケージツアーと同日程でスケジュールを組んだ場合を想定してみましょう。
◆航空券
最安・最短:アエロフロート(モスクワ経由)8万円台~
他の経由便:JAL・ANA・アラブ・ヨーロッパ系(フランクフルト、ドバイ経由他)9万円台~
ザルツブルク発着便利用:13万円台~
*日本⇒ウィーン空港発着の直行便はないので、最低でも1回乗継便となります。
*ザルツブルク空港発着便(乗り継ぎ2回あり)を利用する場合はプラス3万円~5万円
(お盆前後の出発だともう少し高くなります。早割価格&経由便を基準。燃油サーチャージ込。)
◆ホテル5泊分の宿泊代 2万円~
(★★又は★★★ランクのホテルを基準 1部屋2名利用の場合。1名の場合はやや割高。)
◆ウィーン⇔ザルツブルクの往復電車代 10,000円
(ザルツブルク空港発着便利用の場合には0円)
◆公演チケット代 3回分 4万円~8万円
(一番良い席CAT1、ソロコンサート1万円台前半、オーケストラ2万円後半、オペラ2万円台後半)
個人手配 合計 150,000円~260,000円
パッケージツアーの半額以下で収まります(^o^)
公演チケットは何を鑑賞するかによって金額差が大きいので、とりあえず旅費だけを基準とすると、最安116,000円になります。
では、完全個人手配の場合にはどのように予約するのか見て行きましょう。
【完全個人手配の予約方法】
航空券もホテル宿泊も公演チケットも、クレジットカードさえあればすべてネットで予約できます。予約の方法も簡単です。 ⇒公演チケットの購入方法はこちら
旅行会社により操作方法は多少異なりますが、出発と到着日を入力すると予約可能な航空券、ホテルの一覧がそれぞれ出てきます。その中から好きな航空券・ホテルを選択し、最後に名前、住所、クレジット番号を入力するだけです。これだけです。
あとは、最安の旅行会社を選択できるかが重要となります。
安さにこだわるならば、一般的には航空券とホテルはそれぞれ最安となる別の会社から予約した方が良いです。
でも、「エクスペディア」の場合は「AIR割」といって航空券+ホテルのセットで割引対象となっているプランが出ていると、最大ホテル代がタダになるという素晴らしい企画があります。目的地のホテルにそのプランが出ているかはタイミング第ですが・・・。
例外的なエクスペディアは置いておくとしても、同じ便の飛行機、同じホテルでも旅行会社によってかなりの価格差があります。さらに需要と供給のバランスで価格は日々変動します。一度決めた会社でもいざ予約する時には最安でない場合もありますので、その都度最安の会社を選ぶ必要があります。
個人手配のメリット・デメリット
メリット:予算的には一番安く上がる、日程もホテルも予算も自由に選択できるので近隣観光や隣国に立ち寄りたい場合に便利、航空券、ホテルをそれぞれ最も安い取扱い会社から選んで予約できる、後からキャンセルしたい場合にはそのホテルだけキャンセルすれば済むので手数料を節約できる。 デメリット:航空券、ホテル、それぞれの最安の会社を探して価格を比較するのが面倒。予約や決済が別々になるので、キャンセル期限や利用条件等の管理が面倒。 |
◆私が利用した会社
ちなみに、以前私が16泊18日の旅に出た際には、長旅でお金もかかるので金額重視でスケジュールを立てました。
航空券は「エクスペディア」で検索し、そこで出て来たよりも安かった国内の中小代理店で航空券を予約しました。会社名は忘れてしまいましたが、ネットで検索して出てくる国内の会社であればそれほど心配はないでしょう。
ホテルは「エクスペディア」、「Booking.com」
、「Agoda(アゴダ)」、「Hotels.com(ホテルズコム)」でそれぞれ同じホテルを検索し、安かったプランで予約しました。これらの会社は、日本でいう「じゃらん」や「楽天トラベル」のような大手会社なので安心です。日本語予約も可能です。
ホテルは日本人利用者の口コミを参考にしながら予約したい場合には、「じゃらん海外」や「アップルワールド」もおススメです。「じゃらん海外」はたまに高額クーポンを配布しており、しかもホテルはかなり安いです!
というわけで、完全な個人手配はネットでの調べ事が多くなりますが、旅費は最低限で済みます。
別々の会社で探すのが面倒であれば、安くて自由行動もできるパッケージツアーはないか探すということになります。
次項ではフリープランとダイナミックパッケージを比較してみたいと思います。
【フリープランのツアー】
フリープランとは、往復航空券と旅行日程のホテルだけあらかじめ決まっているツアーです。
添乗員も付かなければ、観光名所への寄り道もありません。でも、別料金で現地オプションツアーを申し込んだり、5日間のプランから8日間に延泊・変更するという自由度はあります。
完全パッケージツアーのように最低開催人数の設定はない場合が多いので、一人旅でも利用しやすいです。
◆フリープランのメリット・デメリット
メリット:往復の日程が決まっていれば予約できるので手間がかからない、金額も変わらず比較的安い。
デメリット:滞在したい都市を含むフリーツアーが出ているとは限らない、金額が安い分、あまり立地が良くないホテルになる可能性がある、選べるホテルが限られている、出発日が限られている、一人泊は追加料金がかかる、ホテルを変更する場合には手数料がかかる。
◆では、ザルツブルク滞在がメインのフリープランツアーはあるのか?
ここが一番気になる所です。
ザルツブルクには国際ハブ空港もなく、音楽祭期間でもなければ観光客が2日以上滞在するには少々マニアックな都市です。なので、現在ザルツブルク滞在をメインとするフリープランのツアーは出ていません。
例えば、成田⇔ウィーン 乗継便利用、ウィーン1泊、ザルツブルク4泊
こんな音楽祭鑑賞に都合の良いフリープランは調べても出てきませんでした^^
ザルツブルク滞在を含むツアーというのは、ドレスデンやプラハ等の周辺観光都市を含むものになり、1週間で30万円以上するツアーしかないんですよね。リタイアしたお金持ち御用達のツアーというか。
以前は紙媒体(雑誌)でこのようなツアーを宣伝していましたが、最近はネット予約も普及し、個人がリアルタイムで空席検索できます。というわけで、次に説明する「ダイナミックパッケージ」が一般的になりましたので、今までのような「フリープラン」のツアーというのはないものと考えた方が良いかもしれません。
◆参考までに・・・過去のフリープランツアー例
2013年当時に存在した某旅行代理店のウィーンをメインとするフリープラン一例
当時の金額 7/11発 159,000円、7/18・7/25発 179,000円、8月は毎週木発 189,000円
日 | スケジュール | 宿泊都市【食事】 |
---|---|---|
1日目 | 成田(09:00~14:30)発→(乗継) 空路、ウィーンへ ウィーン(16:00~23:30)着 着後、送迎車(英語ドライバーのみ)にてホテルへ |
ウィーン |
2日目 | 終日:自由行動 選べるカフェクーポンとウィーンでの夕食1回付 |
ウィーン【朝】【夕】 |
3日目 | 終日:自由行動 思い思いに観光やショッピングをお楽しみください。 |
ウィーン【朝】 |
4日目 | 終日:自由行動 思い思いに観光やショッピングをお楽しみください。 |
ウィーン【朝】 |
5日目 | 各自にて空港へ 復路送迎追加代金:6,000円(お1人様あたり) お1人様利用時は、倍額必要 ウィーン(06:00~18:00)発→(乗継) 空路、帰国の途へ |
機中泊 |
6日目 | 成田(06:40~18:40)着 着後、解散 |
*ウィーン泊は2泊目以降からザルツブルクに変更できたので、実質的にはザルツブルクメインのフリーツアーです。でも、ホテルを変更する場合には1泊当たり3,000円~4,000円程度の手数料がかかりました。しかも、一人旅の場合にはさらに割増料金4~5割程度上乗せされました。それならば初めからダイナミックパッケージで日程を組んだ方が安く上がります。
【ダイナミックパッケージの予約方法と各社比較】
というわけで、現在「フリーツアー」といえば、ダイナミックパッケージを指すのが一般ですので、以下ではダイナミックパッケージの予約方法と取り扱い会社の比較について説明して行きます。
◆ダイナミックパッケージとは
ダイナミックパッケージとは、往復航空券と任意の期間のホテル予約だけをするツアーのことで、添乗員は同行しませんし、最低開催人数の設定もありません。出発日も好きな日を選べます。値段も安く、完全個人手配に近いツアーとなります。
なぜ安いのかというと、空港発着都市にある同じホテルに連泊するという縛りをかける分、余計な事務処理手数料がかからない仕組みになっているからです。ただし、全日程同じホテルに泊まらずに1泊だけで済ませたり、他の都市のホテルを選択できる会社もあります。詳しくは後述します。
◆ダイナミックパッケージ取扱会社とおススメの会社
ダイナミックパッケージは国内の会社であれば、「JTBダイナミックパッケージ」、「近畿日本ツーリスト」、「日本旅行」、「DeNAトラベル」、航空会社ならば「JALダイナミックパッケージ」、ANAの<海外>航空券+ホテル「旅作」、外資系であれば先ほど挙げた「エクスペディア」等で取り扱いがあります。
結論から言うと、国内の会社で価格と操作の利便性、出発後の安心を重視するなら「JTB」がおすすめです。
空港発着都市とは別の都市を同じ画面で選択でき、決済も一括で処理されるということと、大手にしてはかなり安い価格て提供しており、下手にあちこち探し回るよりも効率的だからです。
◆ダイナミックパッケージの予約方法
予約の手順ですが、まず、各旅行会社の「航空券+ホテル予約」のページを開きます。出発、到着日を選び、空港発着都市を入力すれば航空会社の一覧とホテルの一覧が表示されます。好きな航空券とホテルを組み合わせて自分だけのフリーツアーを組むことができます。
会社によっては航空券の予約と別の日にホテルを予約するというチェックマークがあるので、1泊だけウィーンに宿泊し、残りの期間はザルツブルクに宿泊するという選択もできます。
◆ダイナミックパッケージにある縛り ~各社のメリット・デメリット
ダイナミックパッケージは縛りがある分、割安になるという仕組みなので、それを理解しておかないと思い通りのツアーが組めなくなってしまいます。ここで各社の違いを比較しておきます。
・発着空港の都市には最低1泊以上しなければならない。
航空券+ホテルをパックで予約する場合には、最低1泊以上は飛行機発着都市のホテルを選ばなければなりません。(DeNAトラベルは初めから別の都市のホテルを選択できますが、それだと正規航空運賃で予約するのと変わらないくらい割高になってしまいます。)
ウィーン空港発着の場合には、到着日又は出発前日にウィーンのホテルに泊まることになります。
・発着空港以外の都市滞在は会社により予約方法が異なる
空港以外の都市に滞在するのは例外的な場合に当たるため、パッケージで一括予約できる会社は限られています。
JAL、ANA、近畿日本ツーリスト、日本旅行ではウィーン発着+ウィーン最低1泊をパッケージで予約を完了した後、残りの期間は「海外ホテル予約」の項目から別に手配しなければなりません。その場合に合計金額が多少高くなる可能性があります
さらに、ANAダイナミックパッケージは1都市2泊以上必要という縛りがあります。ウィーン発着便でウィーンのホテルを2箇所以上選ぶということはできるのですが、同じ日程でザルツブルクの滞在日数が減ってしまうので、日程が少ない人にとってはやや不便です。
初めからザルツブルク発着便を選んで、ザルツブルクにしか滞在しないのであれば問題はありません。
これに対し、JTBだけは、「航空券とは別の日程でホテルを予約する」というチェック項目があります。ウィーン発着+ウィーン1泊を選んだ後に同じ画面からザルツブルクのホテルを何泊分か追加できます。ここがJTBおススメの理由です。
・エクスペディアでは空港発着都市1つのホテルで全日程連泊しか選べない
セット割りは全日程同じホテルに連泊するという縛りをする代わりに、割引するというサービスです。なので、ウィーン空港発着でザルツブルクに泊まるには航空券とホテルを別々に予約しなければなりません。逆にザルツブルク発着便を選択し、ウィーンには用事がないというのであれば安く済ませることができます。
それぞれの会社は一長一短あります。繰り返しになりますが、あまりあちこちネットサーフィンするのが面倒ということであれば、初めからJTBのダイナミックパッケージがおススメということになります。
では具体的に8日間のプランを立ててみましょう。
ツアー料金の中では航空券の占める割合が大きいので、トータルの値段は飛行機の出発日に左右されます。ザルツブルク音楽祭は7月下旬から8末までですが、出発日がお盆前後になる場合に航空券は最高価格になり、それ以外の期間はほぼ同じ価格になります。
お盆前後はそもそも飛行機の予約が取りにくいので、ここでは7月24日出発、8月31日帰国の8日間の日程で、ザルツブルク音楽祭の鑑賞と観光に4日充て、残り1日をウィーン観光する場合を想定して、プランを立ててみました。
航空券はアラブ系の経由便利用で、1泊目は機内泊を想定していますが、ヨーロッパ系の北回り便であれば、1日目に現地に到着するため、1泊目はウィーン泊となり、宿泊数が1泊増える計算となります。
1日目 7月24日 成田⇒経由便⇒ 機内泊
2日目 7月25日 ウィーン空港着⇒電車でザルツブルク移動 ザルツブルク泊
3日目~5日目 ザルツブルク音楽祭鑑賞 ザルツブルク泊
6日目 7月29日 電車でウィーン移動 ウィーン泊
7日目 7月30日 ウィーン空港⇒経由便 機内泊
8日目 7月31日 経由地⇒成田着
*アラブ系等南回りの経由便でトランジットが長い場合には、飛行機移動にもう1日かかることがあります。
さきほどの8日間の日程で各社の金額をシミュレーションしてみましょう。
価格は、完全個人手配の場合の航空券+ホテルの最低価格106,000円と比べてみてください。大手を利用しても意外と安く上がることに気づくと思います。
*ホテルについている★マークはホテルのランク(設備やサービス)です。
*それぞれの会社で最安航空券、駅周辺・観光名所周辺の最安ホテルを選択していますが、音楽祭会場に徒歩で行けるほど近いとは限りません。おススメのホテルは別ページでご紹介したいと思います。
*航空券やホテルの金額は需要と供給バランスにより日々変動しますので、予約日によっては必ずしもこの値段になるとは限らない点をご了承ください。
「JTBダイナミックパッケージ」 管理人一押し!
7月24日出発 7月31日帰国 ウィーン発着 8日間
*北回り経由便は当日到着なのでウィーン2泊でプランを立てています。
航空券:成田⇒モスクワ経由⇒ウィーン(アエロフロート航空)
ウィーン2泊 イビス・ウィーンシティ Ibis Wien City ★★★
小計126.314円(燃油サ込)
ザルツブルク4泊追加 スヌーズ ホテル(Snooze Hotel)★★1/2
19,640円(1泊当たり¥4,910)
合計145,954円
JTBのポイント
大手は高いというイメージがあるが意外と安く収まる。この値段で納得できたら、費用対効果から他で探す必要はないくらい素晴らしいと個人的には思います。 JTBの場合には、航空券+ホテル予約の同じ画面から1泊目のホテルとそれ以外の宿泊を追加変更できるのもポイントが高い。 取り扱いのあるホテルはそれほど多くないが、過去に日本人利用実績のある所が多いので安心。トータル1~2万円差のために何日もネットサーフィンで時間を無駄にしなくて済む。 |
航空券+ホテル2泊はセットで予約し、残りのザルツブルクのホテルは「ホテル予約」の項目から別に手配。
航空券 アエロフロート航空(モスクワ経由)ウィーン発着
ホテル ウィーン2泊 A&O ウィーン シュタットハレ シングルルーム
A&O Wien Stadthalle ★★
小計97,876円(税サ・燃油等:35,738円込)
ザルツブルク4泊追加 15,264円(1泊当たり3,816円 )
A&O ザルツブルク 中央駅
A&O Salzburg Hauptbahnhof ★★
合計113,140円
◆近畿日本ツーリストのポイント
航空券+ホテルのセットとは別にザルツブルクのホテルを予約する必要があるが、航空券とホテルの選択肢は多いので、組み合わせ次第で相当安く上げることができる。 ただし、安い分、立地やその他の条件が悪いホテルもある(シングルかドミトリーかどうかは特に重要)。音楽会場や公共交通機関までの移動手段を確認し、無理なスケジュールにならないよう下調べが必要になる。 |
航空券+ホテル2泊はセットで予約し、残りのザルツブルクのホテルは「ホテル予約」の項目から別に手配。
航空券 アエロフロート(モスクワ経由) ウィーン空港発着 61,000円
ホテル ウィーン2泊 カヴァリエール Kavalier ★★★★
小計109,682円(税サ・燃油等:34,320円)
ザルツブルク4泊 追加 36,252円(1泊当たり9,063 円 )
オールユーニードホテル・ザルツブルク All You Need Hotel Salzburg ★★★
合計145,934円
◆日本旅行のポイント
価格帯はJTBとほぼ同じ。過去に実績があるホテルに限定しており、日本人の利用しない格安ホテルは除外してあるので安心。 ただし、航空券+ホテルのセットとは別にホテルを予約する必要があるので、JTBより利便性が落ちる。 |
航空券+ホテル2泊はセットで予約し、残りのザルツブルクは「ホテル予約」の項目から別に手配。
航空券 JAL+フィンランド航空共同運航(ヘルシンキ経由) ウィーン発着
ホテル ウィーン2泊 プリンツ・オイゲン・ホテル Hotel Prinz Eugen ★★★★
小計228,629円(燃油サ込)
ザルツブルクホテル4泊 追加 スヌーズ ホテル Snooze Hotel ★★1/2
23,328円(1泊当たり5,832円)
合計251,957円
◆JALのポイント
日系航空会社なのでいざという時に安心。日本人がよく利用するランクの高いホテル限定されている。マイル加算が50~70%ある。 しかし、なんといっても価格が高い。でも、ホテルは別の会社から予約するのもあり。 |
航空券+ホテル2泊はセットで予約し、残りのザルツブルクのホテルは「ホテル予約」の項目から別に手配。
航空券 羽田発ANA+オーストリア航空共同運航(ミュンヘン経由) ウィーン発着
1泊目 モーツァルト Hotel Mozart ★★★
5泊目 ホリディイン・ウィーンサウス Holiday Inn Wien South ★★★★
航空券+ウィーン2泊 小計 268,800円
ザルツブルクホテル4泊追加 67,200円(1泊当たり16,800円)
ウィンダム グランド ザルツブルク カンファレンス センター Wyndham Grand Salzburg Conference Centre ★★★★
合計 336,000円(燃油サ込)
◆ANAのポイント
日系航空会社なのでいざという時に安心。特にオーストリア航空とのコードシェア便は羽田発着なので便利。日本人がよく利用するランクの高いホテルに限定されていて安心。マイル加算が50~70%ある。 しかし、日程が限られている人には空港発着都市に2泊という縛りはきつい、なんといっても価格が高い。でも、ホテルは別の会社から予約するのもあり。 |
エクスペディアの場合、航空券+ホテルのセット予約ならば1泊分以上(最高全泊)がタダになるという「AIR割」というセット割りプランがあります。しかし、縛りがきつい分安くなる仕組みのため、セット割では複数の都市にまたがるホテル予約ができません。
そこで、「エクスペディア」では試しに、
1、ザルツブルク空港発着、ザルツブルクだけに連泊するセット割予約する場合と、
2、ウィーン発着+ウィーン1泊+ザルツブルク4泊を別々に予約した場合
でシミュレーションしてみました。
1、7月24日発7月31日帰国 ザルツブルク空港発着(セット割で予約)
航空券 成田発 トルコ航空(イスタンブール経由)⇒ザルツブルク空港
ホテル ザルツブルク6泊
A&Oザルツブルク中央駅 A&O Salzburg Hauptbahnhof(シングルルーム)
合計 ¥181,720(燃油サ込)
*ザルツブルク空港へはプロペラ機で離島に行くような感覚なので、ウィーン空港発着便よりも割高になります。
2、ウィーン空港発着(航空券とホテルを別々に予約)
*北回りの経由便は当日到着なので、ウィーンは2泊にしてあります
航空券 成田発 ポーランド航空(ワルシャワ経由)⇒ウィーン空港
94,500円(燃油サ込)
ホテル ウィーン2泊 A&Oウィーン中央駅 シングル 6,486円×2=12,972円
A&O Salzburg Hauptbahnhof ★★
ホテル ザルツブルク4泊 スヌーズホテル シングル 6,163円×4=24,652円
Snooze Hotel ★★1/2
合計 132,124円(燃油サ込)
*JTBのダイナミックパッケージよりもちょい安くらいですね。
◆エクスペディアのメリット・デメリット
メリット:ザルツブルク航空発着便でザルツブルクにしか滞在しない場合には、AIR割摘要のあるホテルを選ぶとかなり安く上がる、別々に予約する場合でもタイムセールで格安ホテルが出ていることがあるので、調べものが苦ではない価格重視の人にはおススメ。 デメリット:周遊観光する場合には結局別々に予約することになる、ホテルの数が多すぎるで絞込むには立地条件など相当下調べが必要、ホテルを予約する際には「返金不可の安いプラン」の罠があるので注意が必要。 |
ちなみに、「エクスペディア」にはザルツブルク発着で、ホテルザッハーに1人で泊まれるプランもまだ空きがありました。音楽祭開催中はどこかの国のセレブと出会うことができるかもしれませんね・・・。
航空券 トルコ航空(イスタンブール経由)⇒ザルツブルク発着
ザルツブルク5泊 ホテルザッハー(ダブルルーム)
¥355,505(燃油サ込)
以上、込々パッケージツアー、完全個人手配、ダイナミックパッケージの予約方法、予約制限の有無、各社プランと金額を比較してみました。
最後に、管理人自身が今年ザルツブルク音楽祭に出かけるとすれば、どんな風にスケジュールを立て、どの会社を使って予約をするのかについて述べてみたいと思います。
1、最優先すべきは音楽祭で鑑賞したいプログラムがあるかどうか
今年の場合、すでに売り切れてしまっていますが、オペラ「アイーダ」、他にはムーティ指揮のウィーンフィル、ベルリンフィル、オペラでは近いうちに来日があまり考えられないヤンソンスの「ムツェンスク郡のマクベス夫人」。このあたりのプログラムを鑑賞できるスケジュールを考えます。
2、次に、最大どれだけ休みが取れるかを考えて、出発日と帰国日を決める
会社によっては1か月前くらいにならないと許可が下りないということもあるかと思いますが、計画だけでも考えておいた方が慌てずに済みますね。
3、日程が決まれば、先に音楽祭のチケットを購入
5月頃になると人気のチケットは続々と売り切れになります。
4、3日以内の弾丸ツアーにでもならない限り、ウィーンにも行きたいので、航空券はウィーン発着、ウィーンに1~2泊分のホテルを付けたダイナミックパッケージで予約すると思います。
まず、「エクスペディア」で調べて、価格差が1~2万円以内であれば、「JTBダイナミックパッケージ」 にすると思います。最終的には日系会社がいいかなぁと。
5、音楽祭の鑑賞日に合わせて、ザルツブルクのホテルを予約
この時、ザルツブルクのホテル予約は飛び飛びの日程になっても構いません。空いた日にザルツブルク観光をするよりも近隣に出かける可能性の方が高いからです。
ホテルもやはり最初は「エクスペディア」で調べます。格安プランが出ていればそのまま予約すると思いますが、「じゃらん海外」はよくクーポンを発行していることと、国内旅行でポイントを貯めているので、比較してあまり値段が変わらなければ「じゃらん海外」で予約すると思います。何だかんだで日系企業の方が安心感がありますから。
6、最後に、近隣観光に行くか、行くならばどこにするか、数週間かけてじっくりリサーチした上で、各都市のホテルを予約
せっかくヨーロッパに行くならば近場の名所にも立ち寄っておきたいところです。
ただ、近隣観光で欲張ってしまうと、主従が逆転してしまい、日程の見直しや航空券を取り直さなければならない可能性も出てきます。
なので、あくまでも目的は音楽祭ということを念頭に置いてスケジュール立てすることになるだろうと思います。
近隣観光は10数万円あれば、いつでも行けるわけですからね・・・。
ということで、長くなりましたが、自分で手配できるツアーについて書いてみました。
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